トランプの腕力を甘く見る日鉄に財界総理の座は来ない?副社長がUSスチール社買収巡りのんきな発言

公開日: 更新日:

 私も驚いた。

 森氏は大統領選の終盤に買収へ否定的なコメントをしなかったことを理由に、トランプ氏の姿勢が変わったとも言ったが、買収問題など選挙に勝つための優先順位が低かっただけだ。

 会見へ出た記者も「政治音痴」と驚いていた。経済人も「経団連会長人事に影響するぞ」と言っている。

 対米外国投資委員会が新大統領が反対の買収にOKを出すと思えないし、たとえOKになっても、トランプ氏らの「腕力」で覆されるだろう。

 第2次トランプ政権ができてすぐにそんな騒動になるなら、次期経団連会長の候補のひとりとされる橋本英二・日鉄会長(68)が「財界総理」の座にいる光景は、想像しにくい。

 いまの十倉雅和会長(住友化学会長)の任期は来年5月まで。逆算すれば、この年末年初に次期会長が内定すると思うが、そんな状況で「財界総理」の座が日鉄へ行くとは思えないね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か