個人向け社債が高利回りで人気集中! 2023年度発行額は14年ぶりに2兆円超え

公開日: 更新日:

 さらに高い利率が得られる個人向け社債もある。ソフトバンクグループは11月28日から第64回無担保社債(福岡ソフトバンクホークスボンド)を販売予定だ。期間は7年で利率は年2.85~3.45%(仮条件)。購入者には「お父さん応援隊長 ハンドタオルセット」のプレゼントがある。

 より少額で投資ができる個人向けデジタル社債も登場している。丸井グループは3月にエポスカード会員向けのデジタル社債を募集した。1万円から購入できて利率は年1%。このうち0.7%分はエポスポイントとして受け取る。資金は再生可能エネルギー発電所の取得に活用される。

 個人向け社債は高い利回りが得られるが、発行元の企業が破綻した場合には、利子の支払いや元本の償還が行われない可能性がある点には注意が必要だ。安全性を重視するなら個人向け国債を購入するのもいいだろう。SBI証券、野村証券、日興証券などでは現金をプレゼントするキャンペーンを実施中だ。 

(ジャーナリスト・向山勇)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々