著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

APECが閉幕…中国と中南米の急接近で世界はどう変わるのか?

公開日: 更新日:

 南米ペルーで開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)。16日の「マチュピチュ首脳宣言」では、貿易や投資、環境問題などの分野で「大きな変化が起きている」と指摘し、自国優先を掲げるトランプ米次期大統領を牽制した。また「効果的な多国間協力が一層重要となる」と、中国が主導したような表現を明記し、閉幕した。

石破総理は集合写真撮影に間に合わず

 1990年に日系人として初めてペルーの大統領に就任したフジモリ元大統領が9月11日に他界。石破茂総理大臣は、フジモリ氏の墓参に出かけ、APEC閉幕に合わせた集合写真の撮影に間に合わないという珍事を起こした。

 APECに先立ち、中国の習近平国家主席は14日、ペルー・リマの大統領府でボルアルテ大統領と共にチャンカイ港の開港式典にオンラインで出席。

 中国遠洋海運集団が60%出資する同港は、中国の華為技術(ファーウェイ)と、メキシコ系通信会社クラロが5G回線基地局を設置している。経済財務省によると、チャンカイ港第1フェーズの段階でパナマのコロン港、ブラジルのサントス港を上回るコンテナ規模になる見込みという。中国は初めて巨大な中南米市場に直接アクセスできる港湾を確保した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い