新NISA2年目突入…安定運用で注目「オルタナティブ投資」個人向け投信でリスク分散とバイリターン

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 新NISAも2年目に入り、資産配分を見直そうと考えている人も多いのではないだろうか。とくにオルカン(オール・カントリー)やS&P500を中心にしている人は米国株式に資産が集中しすぎてしまう。今年は第2次トランプ政権の発足で相場の乱高下も予測される。安定的な運用を目指すために、何を組み合わせればいいか。

 オルタナティブ投資が選択肢のひとつになりそうだ。オルタナティブには「代替の」という意味がある。株式や債券など伝統的な投資対象とは異なる対象へ投資することをオルタナティブ投資という。その代表はプライベートエクイティー(PE=未公開株)、ヘッジファンド、商品ファンドなど。これらは、株式や債券と値動きが異なり、相関性が低いことから、一部の資産をオルタナティブ投資に回せば、リスク分散効果が期待できる。

 同時に高いリターンを狙えることから、機関投資家や年金基金、富裕層の運用手段として利用が広がっている。2023年までの10年間で運用資産残高は約2.5倍に増えているという。

 これまでは、投資単位が大きい、換金がしにくいなどの理由で個人投資家には利用が難しかったが、最近では個人投資家向け投資信託の販売も始まっている。

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