著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

日本の自動車業界は「逆輸入車」でトランプ関税強行を乗り切れるのか

公開日: 更新日:

 トヨタ自動車など製造業が進出した国の1人当たり名目GDPランキングは、68位にメキシコ(1万4006ドル)、72位に中国(1万3312ドル)、74位マレーシア(1万2540ドル、米国の相互関税24%)、94位タイ(7491ドル、同36%)、119位インドネシア(4958ドル、同32%)、122位ベトナム(4535ドル、同46%)、142位インド(2711ドル、同26%)である。

 この低賃金で築いた製造業のサプライチェーンは、トランプ政権の「米国で製造せよ」で一挙に分断される公算がある。

 トランプ大統領は5月16日、今後2~3週間以内に各国に対し、「米国でビジネスを行うための費用」を概説した書簡を送ると明らかにした。

 一律関税など追加関税による税収増加や連邦政府の効率化などで、連邦債務増加に待ったをかけるのはトランプ氏の公約。

 日米関税交渉に命運のかかる石破内閣には参議院選挙の足音が響く。

 トランプ氏以外は、まさに「一寸先は闇」である。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」