ワークマンが3800円で参入! 活況のリカバリーウエアに早くも“価格破壊”の波
消費経済アナリストの渡辺広明氏はこう話す。
「リカバリーウエアは厚労省が22年に新設した一般医療機器のカテゴリー『家庭用遠赤外線血行促進用衣』に区分されているため、参入障壁が高い一方でECなどで偽物が氾濫しています。そのため、価格の高さを商品への信頼や効果のよりどころとする層も少なくありません」
高価格品は一定の支持は見込めるものの、さらに付加価値を高めるほか、ブランドイメージの向上を図らないと生き残りは難しいという。
「疲労や睡眠に悩む人たちがターゲットになりますが、こうした機能性の衣料品や寝具の効果を実感できるか否かはかなり個人差が出てきます。それだけに、エントリーとして低価格商品が選ばれやすいといえるでしょう」(渡辺広明氏)
関連商品を含め200万枚を投入しているワークマンが、市場に一石を投じたのは間違いないだろう。