日銀の利上げに暗雲…米・イスラエルのイラン攻撃で日本で値上げラッシュが進む

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「4月会合がヤマ」

 物価を押し上げる要因に事欠かない中、ヤバいのが円安だ。足元の為替相場は1ドル=157円台後半に張り付いている。このまま円安基調が続けば、輸入物価が上昇し、インフレの火に油を注ぐことになるが、肝心の「物価の番人」たる日銀は早期利上げに踏み込めそうにない。慶大名誉教授の金子勝氏(財政学)が言う。

「政府が日銀の次期審議委員の人事として国会に提示したのは利上げに慎重な『リフレ派』の2人。『利上げに難色を示した』と報じられた高市首相の意向を反映したとみられます。政権が日銀との対決姿勢を見せる中、日銀としては早期利上げに動きづらい。まして次回の金融政策決定会合は3月18~19日と、高市首相の訪米時期と重なっているので、余計に利上げは見送らざるを得ないでしょう」

 3月会合で政策金利を据え置くとなると、次のタイミングは4月だ。帝国データバンクの「食品主要195社 価格改定動向調査」(3月)によれば、4~6月の食品値上げは判明しているだけで3000品目を超える。

「4月に入ってもイランでの衝突が続いている場合、再び利上げを見送るようなことになれば、円安は深刻化します。ただでさえ拡張的な高市財政の下では、イラン戦争と財政悪化懸念の2つのリスクによって、円安・インフレが今まで以上に進行する恐れがある。オイルショック並みの影響が出ることも覚悟しておいた方がいいかもしれません。4月会合がヤマです」(金子勝氏)

 値上げラッシュが一服したかと思いきや、5月から再燃の兆しだ。「強い経済」は一向にやってこない。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権のデタラメ政策については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

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