原油より過熱する「LNG世界争奪マネーゲーム」の行方 “円安”日本は惨敗必至でインフレ地獄まっしぐら
ところが、高市首相はノンキなもの。国会答弁で「(中東からの)安定供給に支障が生じた場合、他国からの供給や、スポット市場からの代替調達の増加により対応していく」と語り、「(電気・ガス)料金が直ちに上昇することはないと考えている」と言い切った。
「日本のLNG調達先は豪州・米国・マレーシアなど多様とはいえ、輸入量の1割弱は『サハリン2』からのロシア産にも頼り、政治リスクを伴う。しかもイラン攻撃直後から円安が加速し、今や、『世界最弱通貨』と評されるほど。脱ロシアからカタール産シフトを強めていたEU諸国、中東依存度の高い中国やインドなど、調達を急ぐ国々とのマネーゲームを勝ち抜くのは至難の業です。相当な高値づかみを覚悟せざるを得ず、エネルギーコスト上昇があらゆる生産活動に影を落とすことになる。円安是正こそ、高市首相が好む『危機管理』のあり方。日銀の利上げに難色を示している場合ではない」(経済評論家・斎藤満氏)
“バカな大将、敵より怖い”でLNG争奪戦は惨敗必至。インフレ地獄でツケを払わされるのは国民である。
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