ナフサ高騰、主流素材が調達難で水道工事の入札中止…いよいよ生活インフラ更新危機が襲い来る

公開日: 更新日:

■アスファルトも…

「水道管の中でも、ポリエチレン管はもっとも主流な素材です。にもかかわらず、その供給が滞っているのだから、当然現場への影響は大きい。速やかな水道管の更新作業が全国的な課題となる中、多くの自治体が予算を編成し、やっと工事のめどを付けた矢先ですから、工事が一斉にストップしてしまう恐れがあります」(建築エコノミスト・森山高至氏)

 ナフサ不足は他にも、道路や橋、公共施設など、さまざまな生活インフラを直撃しそうだ。

「接着剤やシンナー、シーリング材や防水シートなど、脇役ではあるが不可欠な建築資材が不足しています。道路の舗装に用いるアスファルトの材料も、原油を精製する過程で作られる。中東情勢の影響は、他のインフラ工事にも間違いなく拡大するでしょう」(森山高至氏)

 政府はナフサについて「足りている」と繰り返すが、混乱は広がるばかり。「まだ大丈夫」は「もうキケン」だ。

  ◇  ◇  ◇

 高市首相が中東情勢に関する関係閣僚会議で「『流通の目詰まり』についても、解消が進んでいる」と明言してから1カ月が経とうとしている。しかし、建築や医療現場などでの品薄・価格高騰は相変わらず……詳しくは関連記事【もっと読む】【さらに読む】で報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗「橋本愛へのハラスメント」報道に猛反発…板挟みのフジテレビが抱えた厄介すぎる“爆弾”

  2. 2

    佐藤二朗「週刊文春」ハラスメント疑惑報道に猛反発の行方…スポンサー企業はCM差し替えに動くのか?

  3. 3

    佐藤二朗主演ドラマ「夫婦別姓刑事」苦戦で見えた“違和感”の正体…演技は魅力的なのにナゼ?

  4. 4

    福山雅治の“抱かれたい男”ぶりが主人公(唐沢寿明)より目立った

  5. 5

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  1. 6

    レイカーズ八村塁の去就を左右するレジェンドの退団 新天地で師弟コンビ再結成に現実味

  2. 7

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  3. 8

    「過去最強」「欧州組23人」のマヤカシ…欧州ビッグクラブ“主力ゼロ”で圧倒的に足りない個の実力

  4. 9

    阪神リリーフエース石井大智 アキレス腱断裂からの復帰は9~10月大型連戦に間に合うのか?

  5. 10

    亀梨和也と田中みな実ゴールインの祝福ムードと「熟女キラー」の過去…深田恭子の反応と胸中は