ナフサ高騰、主流素材が調達難で水道工事の入札中止…いよいよ生活インフラ更新危機が襲い来る
■アスファルトも…
「水道管の中でも、ポリエチレン管はもっとも主流な素材です。にもかかわらず、その供給が滞っているのだから、当然現場への影響は大きい。速やかな水道管の更新作業が全国的な課題となる中、多くの自治体が予算を編成し、やっと工事のめどを付けた矢先ですから、工事が一斉にストップしてしまう恐れがあります」(建築エコノミスト・森山高至氏)
ナフサ不足は他にも、道路や橋、公共施設など、さまざまな生活インフラを直撃しそうだ。
「接着剤やシンナー、シーリング材や防水シートなど、脇役ではあるが不可欠な建築資材が不足しています。道路の舗装に用いるアスファルトの材料も、原油を精製する過程で作られる。中東情勢の影響は、他のインフラ工事にも間違いなく拡大するでしょう」(森山高至氏)
政府はナフサについて「足りている」と繰り返すが、混乱は広がるばかり。「まだ大丈夫」は「もうキケン」だ。
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高市首相が中東情勢に関する関係閣僚会議で「『流通の目詰まり』についても、解消が進んでいる」と明言してから1カ月が経とうとしている。しかし、建築や医療現場などでの品薄・価格高騰は相変わらず……詳しくは関連記事【もっと読む】【さらに読む】で報じている。


















