原油・ナフサ不足で迫り来るリフォーム危機…塗装・防水工事の倒産「2000年以降で最多ペース」の衝撃
モノ不足は相変わらず
帝国データバンク(TDB)が8日に発表したリポートによれば、1~5月に発生した塗装・防水工事業者の倒産件数は計80件。うち塗装が56件を占めた。TDBは〈現場ではすでに塗料や防水材の値上がり幅が不透明で工事金額の見積もり提示が困難となるケースや、資材調達の遅れによる工期遅延も発生している〉として、倒産件数が〈2000年以降での最多を更新する可能性もある〉と指摘した。
あるリフォーム店の経営者はこう嘆く。
「前から言われているように、塗装や接着剤に欠かせないシンナーが相変わらず不足している。塗装・防水業者にとっては致命的です。大手ゼネコンが元請けに入っているような大型の現場、いわゆる『野丁場』で工事が止まることはなくても、特に地域密着型の零細業者はモノがないから仕事にならない。トイレ詰まりや風呂のタイル修理などの依頼があっても、対応できない町の工務店が一番、割を食っています」
マンション計画修繕施工協会のアンケート調査(4月3~10日実施)では、「建設資材の納期遅延などで工期が遅れた」「今後遅れる可能性がある」との回答が約6割に上ったという。
ただでさえ職人は人手不足。ナフサショックが追い打ちでは、リフォームやマンション修繕の危機は長引くばかりだ。
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ナフサ不足は飲食料品メーカーにとっても大打撃だ。庶民はさらなる値上げに苦しむことになる。関連記事【もっと読む】『日本は「円安・ナフサ高・代替調達高」の三重苦…6~8月で5000品目超「値上げラッシュの夏」が庶民を襲う』で詳しく報じている。


















