著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

自動運転の「ティアフォー」が年内上場へ 10億円出資するトヨタには安すぎるお買い物

公開日: 更新日:

「競合相手となる米グーグル系のウェイモや中国の百度(バイドゥ)と伍するためには、誰でも開発に携われるよう無償で公開することが戦略的に優れた道であると考えた。いわばゼロ円でOSを提供することで無限のユーザーを獲得することが可能となる」(加藤氏)という。

 AWFを非営利団体とすることで開発者は世界に広がり、Autowareが自動運転OSのグローバルスタンダードとなる近道というわけだ。

 こうした先駆的な取り組みは内外の有力投資家をも惹きつける。20年8月にはSOMPOホールディングスが第三者割当増資を引き受け、損害保険ジャパンが保有していた株式を買い取ったことで筆頭株主となっている。

 創業当時、加藤氏は、「上場後の成長を見据えれば兆円規模の時価総額も夢ではないと考えています」と、こともなげに語っていた。夢への第一歩が始まる。

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