パチンコホールは大手がシェア拡大 スマスロ人気で売り上げは回復基調
黒字企業の割合は20年の7割から21年には40.8%に減少したが、25年には再び70%台に回復した。コロナ禍明けから客数が回復傾向にあることに加え、22年に登場したスマートパチスロ(スマスロ)が好調であるという(帝国データバンク)。
スマスロとは実際のメダルを投入せずに遊べるパチスロ機のこと。出玉性能の高さが若年層を引きつけたとされる。23年の「スマスロ北斗の拳」は03年に登場した初代の演出を再現し、人気を集めた。
法人数の減少と増収が同時に起き、1法人あたりの規模は拡大している。
警視庁の公表によると、21年末から25年末にかけて台数500以下の営業所数は5778から3673カ所に減少し、1000台超の大型店は316から422カ所に増えた。
業界最大手のマルハンは過去10年間、店舗数が315店舗前後で横ばいに推移しているが、大型店の出店と小型店の閉店により1店舗あたりの台数は674台から727台に増えた。
前出の業界関係者は、「マルハン、ダイナム、アンダーツリーなど大手は地場チェーンの買収を進めてきた。今後も業界内の自然淘汰は進むだろう」という。
衰退市場では生き残った大手がシェアを拡大し、残存者利益を獲得する。その波がパチンコ業界にも押し寄せている。
(山口伸/ライター)


















