換気と除湿を同時にこなすパナソニックの新型空調機「サラウェル」は高温多湿な日本の夏に威力を発揮
今年、パナソニックはエアコン同様のヒートポンプを持った「換気システム」を作った。名前は「サラウェル」。低湿度を意味するサラサラのサラに、ウェルはWell。換気と除湿を同時にこなす新型空調機だ。熱中症の発症の3分の1は室内、エアコン稼働中ということをご存じだろうか? これは現在、温度以外の空調をないがしろにしていることが原因だ。
空調とは、温度以外に、二酸化炭素量、湿度、風量、空中浮遊物、揮発性化学物質の要素があり、今の技術では、一台で全てに対応することはできない。このため、エアコン、換気扇、除・加湿器、扇風機、空気清浄機等で、十分でない要素を補う。
多湿は日本の特徴と放っておく人も多いが、猛暑、酷暑になると、多湿は汗の蒸発を妨げるために、気化熱で体温が下がらなくなり、家のなかでも熱中症になる。「サラウェル」は、その状況を防ぐ効果がある。
換気と組み合わせるので、一台ですべての部屋を低湿化することができる。手法はエアコンの除湿と同じであるため、部屋の温度もほんの少々下がる。
「サラウェル」に注目したのが、積水ハウスだ。業界でもトップクラスのハウスメーカーである。同社の暮らしの体験型ミュージアム「Tomorrow's Life Museum関東」で、私も体験させてもらったが、低湿度だと、それだけで設定温度より涼しく感じる。2度くらい設定を下げた感じだ。ただ、換気システムなので、新築でないと取り付けが難しいとのこと。
今までは、エアコンの電気代にばかり気を取られてきたが、空調インフラを見直す時代に差し掛かっているようだ。空気環境が整うのはヘルスウェルに通じる。


















