10人で切手400万円…号泣県議辞職も兵庫県議会に激震
「号泣県議」で日本中の注目を集めた兵庫県議会に再び激震が走っている。野々村竜太郎前県議が辞職し、騒動が一段落するかと思いきや、今度は地元の市民団体が全89議員の政務活動費の調査に乗り出したからだ。
「市民オンブズマン兵庫」「市民オンブズ尼崎」「市民オンブズ西宮」の3団体が13年度の政活費を徹底的に調べ上げ、野々村前県議と同様に不自然な点が判明した場合、説明できなければ、住民監査請求や刑事告発する。兵庫県議会ではすでに、野々村前議員とは別に10人の議員が11~12年度だけで計400万円分の切手を購入していたことが分かっている。デタラメな使い方をしている議員がいる可能性は大だ。
■「小説 選挙参謀」購入
「市民オンブズ尼崎」世話人の丸尾牧県議はこう言う。
「県議会では、切手購入以外にも首をかしげたくなるような支出がありますね。詳細の調査はこれからですが、ざっと見ただけでも懇親会費や事務所の修繕費、自転車購入費などが確認されています。『小説 選挙参謀』という本の購入もありましたね」