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高野孟
著者のコラム一覧
高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

提灯報道で糊塗した真珠湾訪問をめぐるドタバタ劇

 今月26~27日の安倍晋三首相の真珠湾訪問を、6日付各紙朝刊は1面トップで「首相、真珠湾慰霊へ」「現職総理として初めて」と大々的に報じた。日経などは早速、「1月解散風、再び」と提灯持ちに走ったのを見て、菅義偉官房長官はいつになく上機嫌で、「どうだ、サプライズがうまくいっただろう」と周りに笑みを振りまいていたという。それもそのはずで、このところ安倍・トランプ会談の国際的不評とTPPの頓死、起死回生を懸けたプーチン来日も思惑通りにいきそうにないという外交失態続きの官邸としては、祝杯でも挙げたい気分だったに違いない。

 ところが、その日のうちから「真珠湾詣では安倍が初めてじゃない。吉田茂元首相が1951年に訪れている」という話が入ってきて、大慌て。外務省に問いただすと「真珠湾といっても広いので、これまでに現職の首相が訪問している可能性はあるが、まだ確認できていない」という間抜けな答えが返ってきた。

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