溝口敦
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溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

暴力団の錬金術だった昔の暴力 想像超える一般人の凶暴化

公開日:

 元自衛官のアルバイト店員が富山市の交番を刃物で襲い、警部補を殺して拳銃を奪ったあげく、近くの小学校で警備員を拳銃で殺した。

 かと思うと、東海道新幹線「のぞみ」車内では、無職の22歳の男が「誰でもよかった。刑務所に入りたかった」と手近の男女3人を襲い、殺傷した。

 一般人の振るう暴力が暴力団以上に凶暴化している。暴力団は年に数えるほどしか銃弾を使わず、拳銃を使う代わりに、ひところの暴走族のように金属バットやゴルフクラブで相手を襲っている。あるいはトラックをバックで突っ込んで相手の玄関先を壊したり、やることがチマチマとしてせこい。

 なまじ拳銃を使うと、警察に「抗争」と見立てられ、仕える親分さえパクられかねない。そのため、いい年をして子供のような喧嘩になる。配下に対する教育・管理は一般社会以上に徹底している。

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