浜矩子
著者のコラム一覧
浜矩子同志社大学教授

1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。

【寄稿】世界は「剣呑」な雰囲気になってきた

公開日: 更新日:

「通商」「通貨」で1930年代を思わせる動き

 グローバル経済はいよいよ“秋の陣”に突入です。米国は今月1日、中国製品に対する制裁関税「第4弾」を発動しました。段階的な引き上げの結果、米国の対中関税は20%を超え、米国の関税水準が激烈な高さだった1930年代並みにまでなってしまった。第2次世界大戦に向かう“戦間期”と似た状況になってきたわけです。心ある人はみな、忍び寄る1930年代の影に危機感を抱いてきていましたが、具体的な事象が明らかになり、怖さの次元がワンランクアップしたように思います。

「通商」だけでなく、「通貨」の面でも1930年代を思わせる動きが出てきています。米国が為替戦争を仕掛ける宣言をしていることです。米国は今や落ちぶれた基軸通貨国ではありますが、それでもドルは現在も国際決済に使われています。そんな国が開き直って、通貨安政策を前面に打ち出してきたのです。

「強いドルは米国の国益にかなう」というのが米国のオフィシャルなポジションであり、これまでは一度もその姿勢を崩さなかった。ところが、トランプ政権は「ドル高なんて嫌だ」と為替介入してでも「ドル安」にすると公言している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    神戸大大学院教授木村幹氏 日韓関係はICJ提訴で諮ればいい

  2. 2

    大谷、菅野…更改で気になる高給取り5選手のカネの使い道

  3. 3

    相次ぐ女子プロのツアー引退…それでも老後ウハウハなワケ

  4. 4

    殺し合いで圧倒した側の論理が筋になるのがヤクザの喧嘩

  5. 5

    ユースケ・サンタマリア起用に見え隠れする現場の「意地」

  6. 6

    今年のCOTYはトヨタRAV4 その意味を一度考えてみてほしい

  7. 7

    安倍政権に国家賠償も…「桜」がジャパンライフ被害を加速

  8. 8

    元陸自・ラファエルが語る「時給日本一のYouTuber」仕事術

  9. 9

    安倍政権中枢総ぐるみ ジャパンライフ汚染議員30人の名前

  10. 10

    北朝鮮が「重大実験」発表 米との対立再燃“Xデー”は2.16か

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る