姫田小夏
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姫田小夏ジャーナリスト

上海財経大学公共経済管理学院・行政管理学修士(MPA)。中国ウオッチは25年超、うち約15年を上海で過ごす。アジア・ビズ・フォーラム主宰。日刊ゲンダイでの連載などをもとに「ポストコロナと中国の世界観」(集広舎)。

中国が誇る世界一の貯蓄率 2カ月の巣ごもりを可能にした

公開日: 更新日:

 経済と生命のどちらも奪うのが新型コロナの怖さだ。制御不能といわれるコロナにいったんの勝利を収めたのが中国で、米国科学誌「サイエンス」は「感染拡大の最初の50日間の制御がその後の感染拡大を遅らせた」とし、初期における徹底した封じ込めの重要性を強調した。もっとも、中国ではクビがかかっていたから、上層部から小役人まで“感染者ゼロ”に向けて必死に闘った。経済は完全に後回しだった。

 これを可能にした理由のひとつに、中国人の高い貯蓄率がある。1人当たりにして1万元(約16万円)の蓄えは世界第1位だといわれているが、翻せば、国のサービスや補助金には頼れないゆえの自己防衛策が、2カ月強に及ぶ巣ごもりを可能にした。その後、国際社会へのアピールもあって中国政府は経済の復興を急いだ。上海市や浙江省、江蘇省などは昨年3月8日の時点で復興率100%を叩き出した。

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