【静岡県知事選】岸田自民“討ち死に”濃厚、不可解な「情勢調査」とチラつく菅前首相の影

公開日: 更新日:

「4連敗」に向けて暗躍か

 不可解なデータとは別に、不穏な噂も流れている。「菅前首相が選挙戦に手を突っ込んでいる」(永田町関係者)というものだ。

「公明党の支持母体・創価学会と太いパイプを持つ菅さんが、学会に野党が推す鈴木さんの支援に回るよう要請したと囁かれている。自民の大村さんを落選させ、政敵の岸田首相を追い込むつもりかもしれない」(同前)

 菅前首相は、妻が静岡出身ということもあり、県政に一定の影響力を持つとされる。立憲と国民民主の候補が残る1議席を争った2019年参院選静岡選挙区では、「菅さんが国民民主の候補に肩入れした」(県政関係者)と言われているほど。菅前首相が「岸田憎し」で水面下で動いていても不思議ではないわけだ。

 一方、前出の官邸事情通は「今回は菅さんが動いている気配はない」と言い、こう続ける。

「大村さんを本気で勝たせるつもりなら、菅さんは学会を動かすはずだ。党本部推薦の候補なのだから、汗をかくのが当然の流れ。ところが、公明党は自主投票で、水面下で支援に回っている様子もない。要するに、菅さんは岸田総理を見捨てているということだ」

 菅前首相が暗躍しているのか否かハッキリしないが、いずれにせよ、ここまで菅前首相の名前が取り沙汰されること自体、岸田首相にとってプレッシャーだろう。菅前首相による「岸田降ろし」が脳裏に浮かんでいるに違いない。菅前首相に近い自民党議員が言う。

「菅さんは3補選の全敗を機に『岸田降ろし』に打って出ると思っていたが、今のところそうした動きはない。妙に静かなところが逆に不気味なくらいで、何かしらのキッカケを待っているのは間違いない。県知事選の結果を見てから判断するつもりかもしれない」

 3補選全敗に続く「4連敗」が号砲か。岸田首相は枕を高くして寝られない。

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