セコすぎ「減税明記義務」に国民怒り!《減税が「岸田首相のおかげ」なら増税は「岸田首相のせい」》の痛烈皮肉

公開日: 更新日:

 怒りの声は拡大するばかり。岸田政権が6月に実施する定額減税を巡り、約5000万人が対象になるとみられるサラリーマンらの給与明細に所得税の減税額を明記するよう企業側に義務付けたことだ。

 定額減税は1人当たり所得税3万円、住民税1万円の年間計4万円。給与所得者は扶養家族の分も含め、6月以降に支給される給与やボーナスに反映される。政府は3月に関連法令を見直したとしているものの、中小企業などに対して周知徹底されていたとは言い難い。

 減税額の明記義務化が6月直前になって公に示されたことから、野党は「選挙対策」「企業の事務作業が増える」などと批判している。

■世論批判の矛先は「事務作業の増大」よりも、岸田首相のセコイ狙いにある

 SNSなどの投稿を確認すると、世論批判の矛先は「事務作業の増大」よりも、むしろ、岸田文雄首相(66)が明記義務化の理由として「給与や賞与の支払時に減税の恩恵を国民に実感いただくことが重要だ」(20日の自民党役員会)などとセコイ狙いを語っていたことのようだ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する