「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

公開日: 更新日:

野党「辞任は不可避だ」と一斉反発

 その石破首相は14日午前、自民党衆院1期生15人への10万円相当の商品券配布に関して、政治資金規正法と公選法に全く抵触しないと改めて記者団に語った。その上で「大勢の方々に迷惑、心配をかけて非常に申し訳ない。その点はおわびする」と謝罪した。

 野党は、自民党の裏金問題で政治とカネへの不信感が高まる中、「首相辞任は不可避だ」(立憲民主党幹部)などと一斉に反発している。

 立憲の大串博志代表代行は「商品券を渡した首相側も、受け取った自民議員側も言語道断だ」と非難。国民民主党玉木雄一郎代表は「事実であって、法令違反があるなら首相を続けるのは難しいのではないか」と指摘した。共産党小池晃書記局長は「もはやこの国を任せられない。首相の職に値しない」と辞任を要求した。

 参院予算委員会は14日午後、石破首相と関係閣僚が出席して集中審議を開く。野党は商品券問題を徹底追及する構えだ。2025年度予算案の国会審議に影響を与える可能性がある。

  ◇  ◇  ◇

 自民党員ガタ減り!“6万人ショック”と党内に激震が走ったばかり。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    吉村維新が都議選惨敗で内ゲバ激化…党内から高まる「脱・橋下徹か、代表引責辞任か」の声

  2. 2

    自民党の深刻な支持者離れ…都議選は有利なはずの「低投票率」「1人区」でも惨敗で参院選に影

  3. 3

    自民がすがった“進次郎効果”は幻想だった…東京都議選「応援」選挙区は3勝7敗と負け越しの衝撃

  4. 4

    ブレ始めた石破首相「1人2万円給付」の“後出し”算出根拠を検証する…参院選で公約も不発は確実

  5. 5

    西田昌司発言を容認、天皇を元首に、日本も核武装を…これが都議選で躍進した参政党の主張だ

  1. 6

    国民民主党「新代表」にまた一歩近づいた伊藤孝恵参院議員の死角

  2. 7

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  3. 8

    国民民主党「旧文通費」非公表の姑息…前年分使途「5月公開」からシレッと方針変更した理由

  4. 9

    6月に入り露出アップ…岸田前首相が隠しきれない「再登板」意欲に自民内の本音は“ふざけんな!”

  5. 10

    「再生の道」都議選議席ゼロで存亡危機も…石丸伸二氏は“構文”大展開、減らず口で勝利宣言のナゾ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”