立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

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■反野田系の勉強会に30人

 先週12日には、同党の末松義規衆院議員を中心にした反野田系勉強会の設立総会に約30人の現職国会議員が集結して気勢を上げた。「メンバーは末松をはじめ牧(義夫)、川内(博史)ら鳩山由紀夫元首相に近い議員が中心になり、今後、参院選の公約に消費税減税を掲げるよう、野田執行部に圧力をかけていくようです。増税緊縮路線の野田さんじゃ、惨敗は火を見るより明らかですしね」(野党番記者)

 ただ、そうはいっても野田立憲民主党に染み付いた増税緊縮財政路線のイメージ払拭は容易ではない。

「予算審議では維新に出し抜かれて存在感なし。支持率目当てでガソリン税減税を急に言い出したり、選挙公約にあわてて消費税減税を掲げても有権者は信用しません。先の衆院選と同様、世論調査が示す通り、無党派層や非自民票はごっそり国民民主党に持っていかれますよ」

 前出の参院議員はこう言って、さらに今夏の参院改選組の生き残りをかけた水面下の動きを耳打ちしてくれた。

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