国民民主党はやっぱり「選択的夫婦別姓」やる気なし…法案提出は連合向けの“やってる感”に過ぎなかった

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「野党連合で攻め、多数派工作に動けば、自民党内の推進派や本来は導入賛成の公明党を揺さぶれる。メディアも取り上げるし、採決で造反者が出るかもしれない。国民民主は法案を出しておいて、成立させたくないのか」(永田町関係者)

 玉木代表にやる気がないのは、ここまでの行動を見ればクッキリだ。2022年には導入法案を立憲など野党4党で共同提出し、昨秋の衆院選でも公約に掲げていたのに、SNS効果などで保守票の支持があると分かると、消極姿勢に転換。今回、法案を出したのは「強く推進している連合の芳野会長に怒られたから」(前出の永田町関係者)で、立憲への対抗意識と“やってる感”に過ぎなかったというわけだ。

「本気で法案を成立させたいなら、立憲と一緒にやれる条件を探るはずで、四の五の言って拒否するのは、選択的夫婦別姓の実現に汗をかくより、独自路線で目立つことしか頭にないからでしょう。国民民主の行動は実質的に別姓の実現を邪魔している。そういう立ち位置で有権者に評価されるのか。かえって埋没して、信頼を失うことになる」(法大名誉教授・五十嵐仁氏=政治学)

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