小池都知事が週末、異例の自公候補応援行脚…“女帝”が見据える参院選の先にあるもの
石破首相と玉木代表の双方にパイプ
国民民主の玉木代表は、2017年に小池知事が立ち上げた「希望の党」に参加。以来、2人は蜜月の仲だ。応援行脚にも玉木代表への配慮がにじむが、機を見るに敏な女帝のこと。選挙後の政局をも見据えているに違いない。
「今の情勢では、石破さんが勝敗ラインに掲げた『非改選を含めた自公与党の過半数維持』は困難。衆参ともに少数与党に陥れば、誰も火中の栗を拾いたがらず『石破続投』とも言われています。となると、参院選後は連立の枠組み拡大を巡る政局となり得る。自公両党内には連立相手に国民民主を求める意見が強く、仲介役を担えるのは私だけ、と小池さんは考えているのではないか。玉木さんとはもちろん、12年の自民党総裁選で小池さんは石破さんを推した。勝利した安倍元首相に裏切り者とみなされ、人事で干されたのが都知事転身の要因でもある。今回の応援行脚は仲介役を担うためのデモンストレーションにも映ります」(都政関係者)
選挙後は政局の「キーパーソン」気取りで、また小池知事が出しゃばってきそうだ。
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