国民民主・玉木代表が迫られる“踏み絵”…首相指名めぐり野党から推す声、高市自民からもラブコール
自公は衆参両院で過半数割れ。首相指名選挙はいずれも上位2人による決選投票となる可能性大で、最終的には多数を得た議員が選出される。議決が優先される衆院では自民196議席、公明24議席。連立を継続しても過半数(233)に13足りない。逆に、野党がまとまれば「高市首相」の誕生を阻止できる。それで、にわかに広がっているのが「玉木推し」だ。
8日、立憲と国民民主の幹事長らが会談。立憲の安住淳幹事長(63)は「わが党も野田(代表)にはこだわりません。玉木さんでまとまるなら有力候補と考えます」と秋波を送った。伏線は、前日の野党国対委員長会談だ。日本維新の会の遠藤敬国対委員長(57)が「この際、首相指名で玉木代表の名前をみんなで書いたらどうなんだ」と提案。一同爆笑したものの、立憲の笠浩史国対委員長(60)も「それも選択肢だ」と応じたのだ。
立維国が一枚岩になれば、「玉木首相」の爆誕が視野に入る。衆院の勢力は立憲148議席、維新35議席、国民民主27議席。公明が寝返らなくても棄権し、他の野党も輪に加われば確度はグーンと上がる。玉木代表の決断次第だ。