小野田紀美経済安保相の地元を週刊新潮が嗅ぎ回ったのは至極当然のこと
週刊誌が、小野田という政治家が、どのようにして権力への階(きざはし)を上ってきたのかを知りたい読者の要望に応えるのは、至極当然の取材行為である。批判されるいわれはない。
■かつて「公人にプライバシーはない」と言ったのはだれ?
それに、かつて、民進党(当時)の蓮舫代表が台湾との二重国籍問題で批判されているとき、小野田も父親がアメリカ人だったためアメリカ国籍を持っていた。慌てて二重国籍を解消しSNSに投稿。「個人的な件」として戸籍謄本を公開しなかった蓮舫を、「公人にプライバシーはない。それを主張するなら公人を辞めればいい」と指弾していたのである。
その新潮(11月6日号)は「小野田紀美は何者か」という特集を組んでいる。
それによると、小野田はアイリッシュアメリカンの父と日本人の母との間にシカゴで生まれ、1歳からは母親の地元である岡山県に戻った。だが、彼女が2歳の頃に父親は“蒸発”してしまった。しかも養育費も払わず、母親は英会話教室を開くなどして昼夜の別なく働いていたという。


















