「しんぶん赤旗」と橋下徹氏がタッグを組んだ“維新叩き”に自民党が喜ぶ構図
「橋下からすれば、いまの執行部が気に食わんのです。前代表の馬場(伸幸)までは講演に呼ばれたりして、あれやこれや何かと気ぃ使ってもらったみたいですが、新体制になってから冷たくあしらわれているという話です。その意趣返しでもあると言われてますよ」(大阪地元紙記者)
橋下の援軍を得て強気一辺倒の赤旗だが、ことさらの維新叩きにはもちろんワケがある。
共産党はそもそもからして思想信条対極の維新とは犬猿の仲だが、ここにきて維新が高市連立への参加条件の最優先政策として比例定数削減を求めたことに“激オコ”の共産党なのである。
■共産党も仕返しを警戒しないと
「自維両党は週明けにも定数削減に向けた協議を始め、今国会の法案成立を目指すとしています。ただ、削減で壊滅的ダメージを受けるのは共産だけではない。実は自民党内にも抵抗が強い。超党派の『選挙制度改革議連』が自維連立合意を前提にした議論に異を唱えていますから、自民党議員も赤旗の維新叩きは内心拍手喝采なんですよ」(公明党議員秘書)
とはいえ、維新も黙ってはいないようだ。仕返しに、今後、赤旗の押し紙問題や共産党の政務活動費や関連企業との不透明なカネの流れを徹底追及する構えを見せている。これまでと違い、政権がバックにいるだけに不気味だ。共産党、踏ん張れるか? (特命記者X)



















