MAGA派議員がトランプ大統領と決裂…「エプスタイン・ファイル」めぐり支持基盤の動きに急展開
■ポスト・トランプ論も浮上か?
それ以上に注目されているのは、トランプ氏がこれまでの姿勢から軌道修正を余儀なくされたという事実だ。それを象徴するのはMAGA派のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(通称MTG)の離反だ。MTGは被害者らと共にファイル公開を強く主張、トランプ氏が彼女を「裏切り者」と非難すると、「これほど忠義を尽くしたのに!」と反発。ついには議員辞任も表明した。
トランプ大統領に対しては経済問題を中心に厳しい評価が目立っている。今月の地方選挙では、支持した候補者が複数の重要な選挙で敗れており、共和党議員らが大統領に依存しない方向に動き始めているとの分析もある。
一方で一部の保守派は、今回の文書公開支持を「透明性への前進」と評価しており、共和党内の動きは一枚岩ではない複雑な様相を呈している。



















