2026年は自公・国民連立に? 補正予算審議で見えた駆け引きとスリ寄り
「維新は、定数削減を改革のセンターピンだと言い、会期延長してでも法案の採決をするべきだと強く自民党内に迫っているが、そもそも臨時国会は、経済や外交、災害などの緊急対応が必要な時に召集される国会ですから、定数削減や選挙制度など民主主義の根幹に関わる話はなじまない。それを馬場さん(伸幸前代表)なんかは、自民党にも削減反対の“獅子身中の虫”がいると言い、定数削減を大義に首相に解散を迫っているわけですから、筋違い、勘違いも甚だしい。何様だって話ですよ」(自民党麻生派議員)
そこでにわかに現実味を帯びてきたのが、高市自民による“維新切り”と、自公プラス国民民主の3党連立政権構想の再燃話だ。
「高市、玉木は相思相愛ですから、年明け通常国会でさらなる信頼関係を築いていけば、連立参加が視野に入ります。公明にしても麻生さんが政権を追い出したわけじゃなく、地方議会はいまだ自民党との強固な協力関係が続いている。大阪で敵対する維新抜きなら、もともと波長が合う国民民主と抱き合いでの連立復帰は願ってもない話ですよ」(全国紙デスク)
「連立離脱」の脅しカードが使いにくくなった維新が苦し紛れに何をしてくるか、見ものである。 (特命記者X)



















