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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

マムダニ市長は地下鉄で宣誓、路上でパーティー…NY発「アメリカの新たな実験」が始まった

公開日: 更新日:

 この1年、記者が取材した集会や抗議行動では高齢の白人が目立ち、若者やマイノリティーは少なかった。しかしこの日は世代も人種も入り交じり、多様性の街ニューヨークがようやく戻ってきた実感があった。南アジア系でイスラム教徒の34歳市長を、街全体で支える、そんな連帯と希望が会場を包んでいた。

 式典には、バーニー・サンダースやAOC(アレクサンドリア・オカシオ・コルテス)らプログレッシブ(進歩主義)派の重鎮が登壇し、全米的な注目度の高さを物語った。

 マムダニ市長は演説で、民主社会主義に基づく大胆な政策を約束。就任直後には、前市長が出したイスラエル擁護の行政命令を撤回するなど、スピーディーな滑り出しを見せている。

■「乳幼児保育の完全無償化」も公約に

 家賃値上げ凍結などと並び最も注目されている公約が、乳幼児保育の完全無償化だ。全米で少子化が深刻になる中、その成否はニューヨークを超え、全米の視線を集めることになるだろう。

「こうした注目が、低迷する全米の左派や、政治に失望した若者層に勢いをもたらし、中間選挙にも影響するのでは」という声も聞かれた。

 ニューヨーク発「アメリカの新たな実験」が、今始まった。

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