マムダニ市長は地下鉄で宣誓、路上でパーティー…NY発「アメリカの新たな実験」が始まった
この1年、記者が取材した集会や抗議行動では高齢の白人が目立ち、若者やマイノリティーは少なかった。しかしこの日は世代も人種も入り交じり、多様性の街ニューヨークがようやく戻ってきた実感があった。南アジア系でイスラム教徒の34歳市長を、街全体で支える、そんな連帯と希望が会場を包んでいた。
式典には、バーニー・サンダースやAOC(アレクサンドリア・オカシオ・コルテス)らプログレッシブ(進歩主義)派の重鎮が登壇し、全米的な注目度の高さを物語った。
マムダニ市長は演説で、民主社会主義に基づく大胆な政策を約束。就任直後には、前市長が出したイスラエル擁護の行政命令を撤回するなど、スピーディーな滑り出しを見せている。
■「乳幼児保育の完全無償化」も公約に
家賃値上げ凍結などと並び最も注目されている公約が、乳幼児保育の完全無償化だ。全米で少子化が深刻になる中、その成否はニューヨークを超え、全米の視線を集めることになるだろう。
「こうした注目が、低迷する全米の左派や、政治に失望した若者層に勢いをもたらし、中間選挙にも影響するのでは」という声も聞かれた。
ニューヨーク発「アメリカの新たな実験」が、今始まった。




















