点滴に大便混入「監視カメラでは防げない」背景…医療現場犯罪の共通点と、家族がすべきこと

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 医療・介護現場での事件は珍しくなくなったが、「防犯カメラ」だけでは防げない背景があるという。元警視庁刑事の吉川祐二氏が言う。

「命を預かっている現場ですから、患者さんもナーバスで医療従事者も神経を使いますから、対人トラブルも起こりやすい環境とも言えます。しかしながら、命を救う場ですから『性善説』に立って考えるため、周囲は異変に気付きにくい。廊下には防犯カメラが設置されていますが、個室はプライバシーが守られており、医療従事者が1対1で、頻繁に出入りしていても自然ですし、犯罪が発覚しにくい」

 もちろん個室内のことなので、事件が起きた後も、証拠がつかみにくい構造になっているという。家族が入院中で様子がおかしいと思ったら、何をすべきか?

「これは個人的な経験も踏まえて言えることですが、入院患者や介護施設で過ごす身内が面会時に『いじめられた』などとこぼした場合、しっかり話を聞いて窓口などで『どうなのかな?』と問い合わせてみるのもいいでしょう。実際、本部で調べてくれて現場での不適切な言動が発覚したケースがあります」(吉川祐二氏)

「お世話になっているのに」「認知症が進んでいるのでは」と考える人は多いというが、事件を未然に防ぐために身内側ができる対策もある。

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