数百人で総額1億円超の被害…恐怖の違法メンエス店「言いがかりと脅し文句」

公開日: 更新日:

 店は最初から現金を脅し取る目的でエステ専用サイトに広告を掲載して客を集めていた。店のHPに住所は記載されておらず、客は電話で店の場所を伝えられていた。経営者の男は他人名義でマンションを借り、3カ月ほど経つと、アシがつかないよう家賃を滞納したまま、トンズラ。店名と場所をコロコロ変えて犯行を繰り返していた。

「支払い能力がある客には示談金として100万円を請求し、用意できない客からはありったけの現金をむしり取っていた。相手の懐次第だった。消費者金融から借りさせたり、ローンを組ませて無理やり支払わせるケースもあった。100万円という設定は個人で支払える微妙な金額です。それで会社や家族にバレなければ仕方ないと、泣き寝入りしているケースもかなりある。県外から出張で立ち寄った際に利用し、被害に遭った男性客もいて、同様の被害が30件以上寄せられている。経営者から押収したスマホには、日々の売上金額がメモデータとして残され、総額1億円以上になる」(前出の捜査事情通)

 メンエス店をめぐっては、全国各地でこの手の恐喝事件が後を絶たない。男のスケベ心と負い目につけ込んだ卑劣な手口だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 2

    巨人が楽天・辰己涼介の国内FA争奪戦に参戦へ…年齢、実績的にもお買い得

  3. 3

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  4. 4

    サッカー界で囁かれる森保J・長友佑都の“お役御免”と大物選手の代表復帰

  5. 5

    ドジャースの“朗希タンパリング疑惑”で大迷惑!米29球団&日本プロ球団こぞって怒り心頭の納得理由

  1. 6

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情

  2. 7

    囁かれていた「Aぇ!group」は「ヤベぇ!group」の悪評判…草間リチャード敬太が公然わいせつ容疑で逮捕の衝撃

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の抑え起用に太鼓判も…上原浩治氏と橋本清氏が口を揃える「不安要素」

  4. 9

    高市早苗総裁はまだ首相じゃないのに閣僚人事?「内閣の要」官房長官に“激ヤバ”木原稔前防衛相のワケ

  5. 10

    ドジャース大谷翔平は“自信のデカさ”も世界一! 二刀流は「自分にしかできない役割」と会見で断言