大阪・道頓堀3人死傷事件 「威嚇のつもり」で殺傷した21歳容疑者と17歳少年3人の希薄な関係性
現場は大阪メトロ御堂筋線「なんば駅」から北に約200メートルの道頓堀川にかかる戎橋付近。飲食店が立ち並び、週末で多くの通行人でにぎわっていた。鎌田さんが着ていた白いシャツは血で真っ赤に染まり、辺りには血だまりができ、多くの人が目撃。一時騒然となったという。刺された大阪府八尾市の少年は意識不明の重体で、柏原市の少年も内臓を損傷し、全治約3週間の重傷を負った。
事件後、岩崎容疑者はその場から徒歩で南方向に逃走。約10時間後の15日午前10時15分ごろ、警察官が事件現場から約1.5キロ離れた大阪市浪速区の路上を歩いているのを見つけ、身柄を確保。岩崎容疑者は刃物を1本所持していた。
■グリ下に頻繁に出入り
「岩崎は少し前に仕事を辞め、若者が集まる戎橋のグリコ看板下の『グリ下』に頻繁に出入りしていた。グリ下には家出をしたり、居場所のない少年少女が集まり、お互い1度顔を見ただけで『アイツは知り合いや』となる人間関係の薄いところ。岩崎はグリ下に朝までいることもあり、彼と会話をしたことのある若者も結構いる。刃物は普段から持ち歩いていたようです。鎌田さんはじめ3人も岩崎と面識はあったようだが、ほぼ初対面に近かった。当然、相手がどんな人物なのか、ヤバいヤツなのか、素性も知らなかったはずです」(前出の捜査事情通)
亡くなった鎌田さんは中学時代、奈良県のサッカークラブに所属。身体能力が高く、チームメートからも愛される存在だったという。
危険な目に遭いそうになった知人女性を助けようとして、尊い命を簡単に奪われるとは、胸が痛む。


















