移籍市場停滞でイライラ…マー君がメジャーで嫌われ始めた

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 本人に悪気はないのだが……。

 新ポスティングシステム(新入札制度)の日米合意が遅れる中、楽天田中将大(25)の評判が悪い。田中の去就がメジャー選手の移籍を遅らせているからだ。

 本来、12月初旬はメジャーの移籍市場が最も賑わう時期。12日(現地)まで米フロリダ州で行われていた大リーグのウインターミーティングでは、例年大物の移籍が次々に決まる。

 今年は大金が動く田中の移籍が未定のため、多くのメジャー球団はその動向を見守り、大物選手の獲得を控えている。移籍市場全体が停滞し、当該選手や関係者が怒りの矛先を「タナカ」に向けているのだ。

「日本の一年のスタートは正月ですが、アメリカを含めたキリスト教中心の国は、クリスマスが一年で最も重要な行事。来年に向けての新たなスタート日と位置づけている人も多い。選手、球界関係者も、クリスマスまでには仕事を片付けたい。今年はその動きを田中ひとりに邪魔されている感があるのです」(在米メジャー関係者)

 田中か楽天が「メジャーに行くか行かないか、出すか出さないか」をはっきりさせるだけでメジャーの移籍市場は動き出す。それが、両者とも「新制度が決まるまでは何も言えない」というスタンス。

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