ソチ、W杯熱狂を利用する安倍首相「日本は強い」のロジック

公開日: 更新日:

 2014年は「ニッポン」「ニッポン」の連呼が地響きするような年になりそうだ。

 2月にはソチ五輪、6月にはサッカー・ワールドカップ。東京五輪招致と相まって、国威発揚の年になるのだろう。それでなくても、首相の安倍は「スポーツに託して、自らの帰属する国家やアイデンティティーを確認する――それがストレートに表れる典型がサッカーのW杯だ」と明言している。

 恐らくスポーツイベントに合わせて、パフォーマンスを繰り広げる。新聞・TVもそれをあおる。かくて、「ニッポン」の連呼が響き渡り、渋谷の交差点にはハイタッチする人々があふれ、DJポリスが再び、注目されたりするのだろう。

「ネットのバカ」などの著書で知られる中川淳一郎氏はこれを「気色悪い」と感じるひとりだ。

「なぜ、この日だけ、見ず知らずの人々が交差点でハイタッチをしなければならないのか。そうしなければいけないような雰囲気が気色悪いし、そうしたムードを盛り上げるために大メディアは例によって『日本がいかに強いか』を強引にひねり出すわけですよ。コートジボワール戦はNHK、ギリシャ戦は日テレ系、コロンビア戦はテレ朝系が中継しますが、各局が自分の試合こそが決勝トーナメントへの最大のカギだと報じるのは見えている。偏向報道があふれることになるのが気持ち悪い」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平、笑顔の裏に別の顔 日刊ゲンダイは花巻東時代からどう報じてきたか、紙面とともに振り返る

  2. 2

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  3. 3

    オコエ瑠偉 行方不明報道→退団の真相「巨人内に応援する人間はいない」の辛辣

  4. 4

    矢沢永吉&松任谷由実に桑田佳祐との"共演"再現論…NHK紅白歌合戦「視聴率30%台死守」で浮上

  5. 5

    神田沙也加さん「自裁」の動機と遺書…恋人との確執、愛犬の死、母との断絶

  1. 6

    ヤクルト青木宣親GMは大先輩にも遠慮なし “メジャー流”で池山新監督の組閣要望を突っぱねた

  2. 7

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  3. 8

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  4. 9

    高市政権はいつまで続くか 歴史の岐路となる2026年を大予測(1)

  5. 10

    ダイナミックな年に