著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

加齢黄斑変性(4)ルテインとゼアキサンチンで進行リスク26%減

公開日: 更新日:

 加齢黄斑変性とサプリメントの話を続けます。2001年の大規模な臨床実験で「予防の段階でルテインとゼアキサンチンを積極的に摂取すると、明らかに加齢黄斑変性の発症率が低下する」というデータが報告されました。

 さらに13年にはアメリカの眼科学会が比較試験を施行。対象者は中期の加齢黄斑変性に罹患している人を含んだ50~80歳の4203人でした。4つのグループにわけて試験を行い、「ルテイン10ミリグラムとゼアキサンチン2ミリグラムを毎日摂取すると、加齢黄斑変性の進行リスクが26%減少する」という研究結果が発表されたのです。

 ドラッグストアなどでは、「ルテイン」のみ、「ゼアキサンチン」のみのサプリメントのほかに、「ルテイン+ゼアキサンチン」と2種の成分を含むタイプも販売されているのを見かけます。

「目にいいとしてよく耳にするのはルテインだから、こちらだけを服用しておけばいいのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれません。が、臨床試験ではルテインとゼアキサンチンの両方を服用して「予防効果が高い」という結果が出ているわけです。われわれの目の中にもこの2つはセットで存在しているものですし、せっかく服用するのなら2つ合わせていただきたいと思います。

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