ミラン本田 成否のカギを握る「巨額年俸」と「チーム事情」

公開日: 更新日:

 今季は4DF―3MF―2トップ下―1トップの通称「クリスマスツリー」の布陣も採用。現地イタリアの各メディアは「1トップにFWバロテッリ。その背後にダブルトップ下として左にカカが、右にホンダが入る」と予想している。

 本田不在のアタランタ戦では「MFノチェリーノがカカと並んでトップ下」に入ったが、タイトな守備に四苦八苦。本田もファウルまがいのアタックに気を付けないとボロボロにされる。

「沈思黙考型のアレグリ監督は1、2試合で満足のいくプレーが出来ないからといきなり先発から外したり、そういう荒っぽいことはしない。本田とはじっくりと戦術を話し合い、チームに溶け込むようにサポートしてくれるだろう。しかし、主力にケガ人が続出して、今季は11位に低迷。本田が結果を出さないと周囲からも突き上げられ、いつまでも理解者としてフォローはしてくれない。チームメートに性格的な問題があったり、アジア人を人種差別的に扱うような選手も見当たらない。自己主張の強い本田が、荒くれ男のバロテッリと衝突するという報道も目に付くが、バロテッリは監督やフロント幹部に噛み付くことはあっても、選手同士でいがみ合うようなことは少ない。本田もスムーズに受け入れられる」(マスコミ関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ