リーグ戦初先発 ミラン本田の“消化不良”
ベローナ戦の前はブラジル代表で数多くの実績を残したカカがトップ下に入り、本田は右サイドでチャンスメークに徹する布陣も予想された。
しかし、時間帯によってロビーニョとカカが左右にポジションを変えることはあっても、本田は常にトップ下としてプレーした。新監督セードルフが本田をいかに高く評価しているか、このことだけでも明らかである。
もちろんトップ下は責任の伴うポジション。どんなに好プレーを連発しても試合に負ければ戦犯扱い。ゴール、アシストなど目に見える結果を残さないと批判の矢面に立たされる。次戦は現地22日のイタリア杯・準々決勝のウディネーゼ戦。本田は大きなプレッシャーとも戦うことになる。
■「先につながるプレーヤーになりたい」
▽本田の話「長くボールを保持することが(これまでチームに)足りなかった。その部分を率先してやりながら、ゴールを目指していかないといけない。監督とは英語でしっかりコミュニケーションを取っており、監督のやりたいサッカーをしっかり話し合いたい。これからも相手はカウンターを狙ってくる。(引いて守る相手の)守備をどうこじ開けていくか、(攻撃の)質を高めていきたい。(イタリアでやる自信は? と聞かれて)自信はあります。ここで結果を残し、先につながるプレーヤーになりたい」
▼セリエA(第20節、ミラノ)
ミラン 1―0 ベローナ
(0―0 1―0)
▽得点者【ミ】バロテッリ(82分)