リーグ戦初先発 ミラン本田の“消化不良”
日本代表での<オレ様キャラ>も板についてきた。前半13分、相手ゴール正面から右寄りポジションでミランのFK。ボールの前に仁王立ちしながら「オレが蹴る!」オーラ全開の本田。隣でロビーニョが蹴りたそうにしていたが、何やら言い含められてキッカーをあっさり本田に譲った。
プレーでもコミュニケーションの面でも連係不足を露呈したのが、悪童FWと呼ばれるバロテッリとの関係性である。
■課題は悪童FWバロテッリの操縦
前半40分、後半10分のミランFKの場面でバロテッリは、すぐそばの本田を100%無視してドカ蹴り。ゴールが決まらなくても、ヘコむ様子はみじんも感じられなかった。
「バロテッリというのは自分の好きなタイミングでボールを受け、自分の感性だけに頼ってシュートするのが大好き。ラストパスを送ってゴールをお膳立てすることを面倒くさがり、守備自体が大嫌いなのでプレスをかけることも露骨に嫌がる。わがままストライカーをどう手なずけるか? 本田にとって喫緊の課題でしょう」(サッカー記者)