スノボ竹内智香 「反骨」と「不屈」で勝ち取った銀メダル

公開日: 更新日:

「こんな有力選手がいたの?」と驚いている人も多いだろう。女子スノーボードパラレル大回転で、日本人女子初の銀メダルを手にした竹内智香(30=世界ランク2位)だ。

 竹内は06年トリノ五輪で9位に終わると、「欧州の選手と同じスタートラインに立ちたい」と、当時最強のスイス・ナショナルチームへ同行させてくれるよう直談判。断られても食らいつき、翌07年から同行を許された。

 当初は2カ月間の予定だったが、それから5年間にも及んだのは、練習の合間に語学学校に通ってドイツ語をマスターし、チームに残留させてもらうためにムードメーカーまで買って出たからだ。

「妥協を許さない負けず嫌いな性格で、スノーボードで勝つためにはどうすればいいかを常に考えている。かつて、日本で新聞に取り上げられた際、『智香』という名前を『智春』と誤植され、あだ名が『ともはる』になってしまったことや、大会で対戦相手が発表された時、欧州選手が竹内の名前を見て(楽勝と)喜んでいるシーンを見て、絶対に強くなってやると決心。単身で本場に乗り込んだのです」(スキー関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは