採点疑惑で表面化 フィギュアが五輪種目であることの是非

公開日: 更新日:

 ロシアのソトニコワが金メダルを取った女子フィギュアの結果に韓国は大騒ぎだ。
 ショートプログラム(SP)で首位だったキム・ヨナが負けたのは、SP2位のソトニコワに対するフリーの技術点や演技構成点が甘かったからというのだ。しかも審判の中に、ロシアのスケート連盟事務総長夫人や八百長判定の前科のあるウクライナ人審判が含まれていたから、疑惑が深まっている。韓国のスケート連盟は国際スケート連盟に対し、キム・ヨナの採点について調査を求めた。

 現地記者が言う。
「ヨナとソトニコワのSPのプロトコル(詳細点数表)を見比べると、ヨナの3回転フリップの評価で加点0があるのは確かに解せない。ステップシークエンスの評価も低い。一方、ソトニコワのフリーはステップの評価が見た目よりかなり高い。ある記者は『SPで大きなミスをしたといっても真央の点数は低すぎる。ロシアの選手を勝たせるため、メダル候補の真央をフリーで挽回ができない位置まで落としたのではないか』といぶかっていた」

 SPの失敗で出遅れた浅田真央は、フリーで五輪史上初となる6種類の3回転ジャンプを跳んだ。「人生最高の演技」で自己最高得点の142.71を出したが、ソトニコワは真央よりジャンプやスピンの評価が高く149.95点を得た。仮に真央がSPで上位につけていても、普通なら考えられない7点差以上離していなければ金メダルは取れなかったことになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する