現実味増す「ウランバートル場所」鶴竜の横綱昇進は序の口

公開日: 更新日:

「これからよりいっそう稽古に精進し、横綱の名を汚さぬよう一生懸命努力します」
 26日に行われた伝達式。春場所を14勝1敗で優勝したモンゴル人大関の鶴竜(28)はシンプルな口上を述べ、この日をもって「第71代横綱鶴竜」となった。

 朝青龍に始まり、白鵬日馬富士に続く4人目のモンゴル人横綱。しかも角界史上例のない外国人3横綱時代とあって、いよいよ土俵はモンゴル人力士の天下だが、ある角界OBは「まだまだ序の口です」と言う。

「白鵬らが『将来の横綱候補』と目をかけているモンゴル人力士が、すでに2人もいる。1人は幕内の照ノ富士(22)です。新入幕を果たした春場所は2勝7敗から怒涛の6連勝で勝ち越し。同じ伊勢ケ浜部屋の先輩である日馬富士に可愛がられている。もう1人はこの日、十両に昇進したばかりの逸ノ城(20)。日本の高校を卒業し、実業団横綱にもなった。外国人初の幕下付け出しで、所要2場所での十両昇進は最速タイです」

 照ノ富士は191センチ、177キロ、逸ノ城も190センチ、183キロという巨漢力士。小柄な日馬富士や鶴竜とは、また違ったタイプだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢