現実味増す「ウランバートル場所」鶴竜の横綱昇進は序の口

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「これからよりいっそう稽古に精進し、横綱の名を汚さぬよう一生懸命努力します」
 26日に行われた伝達式。春場所を14勝1敗で優勝したモンゴル人大関の鶴竜(28)はシンプルな口上を述べ、この日をもって「第71代横綱鶴竜」となった。

 朝青龍に始まり、白鵬日馬富士に続く4人目のモンゴル人横綱。しかも角界史上例のない外国人3横綱時代とあって、いよいよ土俵はモンゴル人力士の天下だが、ある角界OBは「まだまだ序の口です」と言う。

「白鵬らが『将来の横綱候補』と目をかけているモンゴル人力士が、すでに2人もいる。1人は幕内の照ノ富士(22)です。新入幕を果たした春場所は2勝7敗から怒涛の6連勝で勝ち越し。同じ伊勢ケ浜部屋の先輩である日馬富士に可愛がられている。もう1人はこの日、十両に昇進したばかりの逸ノ城(20)。日本の高校を卒業し、実業団横綱にもなった。外国人初の幕下付け出しで、所要2場所での十両昇進は最速タイです」

 照ノ富士は191センチ、177キロ、逸ノ城も190センチ、183キロという巨漢力士。小柄な日馬富士や鶴竜とは、また違ったタイプだ。

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