新体操W杯で優勝 キム・ヨナファンの雑音封じた孫延在

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 新体操W杯ポルトガル大会で新女王の誕生だ。
 韓国の孫延在(ソン・ヨンジェ=19)が同国の選手として初めてW杯の個人総合で優勝した。

 孫は12年のロンドン五輪に初出場し、個人総合5位。これまでW杯の種目別ではメダルを取ったことはあるが、個人総合で表彰台に上るのは初めて。
 孫はソチ五輪を最後に引退したキム・ヨナと人気を二分し、ヨナのファンからは「かわいいだけでまだまだ実力不足」との声も聞かれた。雑音を封じた孫は、リオ五輪で金メダルの期待がかかる。

■本場ロシアでもまれ

 韓国の新体操は歴史が浅く、指導者も不足している。
 孫は新体操王国のロシアへ渡り、ロシア人コーチにもまれてきた。競技人口は日本よりはるかに少ないのに練習環境が整っている本場で、能力の高いコーチに教えを受けたことが大きい。

 バンクーバー五輪で金メダルのキム・ヨナもカナダに「留学」し頂点に立った。羽生もカナダでキム・ヨナの恩師に教わりソチで金メダル。留学組が実力を伸ばしている。

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