左手ケガの不安的中 松山はマスターズ予選落ちピンチ
2年ぶり3度目、プロ転向してからは初のマスターズ出場となった松山英樹(22)。初日は左手故障の影響か、得意のショートゲームが乱れ、自己ワーストタイの「80」(2012年大会4日目と同じ)と崩れた。マスターズは日を追うごとにグリーンは高速になり、ピンポジションが難しくなる。ただ、大会初日は比較的好スコアが出やすい。それだけにスコア80は2年前の最終日と同じであっても、内容が悪すぎる。
1番はフェアウエーからの2打目をグリーン右に外し、アプローチはピン2メートルにつけるが、パットが決まらずにボギー発進。得意の3番パー4(過去8ラウンドは4バーディー、1ボギー)で3メートルを決めて初バーディー。しかし後が続かない。6番は3パットボギー。8番は4パットのダブルボギー。9番もボギーとし、前半は40。後半に入っても崩れる一方だった。ひどかったのは12番パー3だ。グリーン右に外し、アプローチはグリーンに届かない。ショット後にクラブから手を離すなど、明らかに調子が悪かった。
「自分の力が足りない証拠。悔しいのは間違いない。ケガの影響? ないとは思うんですけど、少しのコントロールのミスがスコアにつながっているのでもったいなかった。(パットは)最初から悪かった。ラウンド中に修正できなかったのが残念。調整不足? それはないと思います」(松山)