焼肉店経営の旭道山和泰 モンゴル横綱誕生の立役者だった

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「予想通り、当店の肉のうまさが口コミで伝わり、上客がついてくれました。白鵬も、たまに寄ってくれますよ。あと、さる大物政治家も顔を出す。結果的に大成功でした」

 店は銀座8丁目。JR新橋駅から歩いて5分ほどのビル6階にある。28坪、9卓36席だ。

■モンゴル大使館に駆け込み

「せっかくモンゴル人横綱が3人揃ったんだから、モンゴル人力士のルーツ、旭鷲山や旭天鵬ら6人が来日した当時の話をしましょうか。やって来たのは92年。大島親方が直々にモンゴルに赴き、運動能力が高い6人の若者をスカウトしてきました」

 入門した若者は年嵩の兄弟子が面倒を見る。

「普通はね。ところが、親方は気を使って、自分で世話を焼いたんです。風呂もチャンコもイの一番。周りの若い衆も遠慮して稽古で本気を出さない。そうしてるうちに6人はテングになり、日本の相撲取りは大したことはない。これなら簡単に関取になれると勘違いしちゃったんですね」


 それだけではなかった。

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