秋巡業休場…逸ノ城も撃沈した「かわいがり」と「取材攻勢」

公開日: 更新日:

 さしもの“モンゴルの怪物”も、大相撲の伝統と日本のマスコミには歯が立たなかったようだ。

 新入幕の秋場所で13勝2敗と大躍進した逸ノ城(21)が、帯状疱疹のため、10日から行われている秋巡業を途中休場することになった。

 湊親方(元幕内湊富士)は「注目されることへのストレスだろう」と話し、1週間ほどの入院生活を送ることになりそうだ。

 秋場所で1横綱、2大関を破っただけに、いまや角界で最も注目を集めている。土をつけられた横綱鶴竜(29)も、熱視線を送るひとり。この巡業では連日のように逸ノ城をぶつかり稽古に指名していた。担当記者が言う。

「横綱が直前の場所で負けた力士を徹底的に叩きのめす『かわいがり』ですよ。モンゴルの後輩力士ということもあり、特別な意識もあるのだろうが、いかんせん、逸ノ城に体力がない。2、3番ぶつかっただけで土俵上に大の字になってしまうので、鶴竜も『何やってんだ!』とヒートアップしてしまう。逸ノ城も音を上げて、13日の富岡巡業では鶴竜が姿を見せる前に支度部屋に引き揚げてしまったほどです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」