ヤクルトOB豪華「スリーショット」 現場復帰が早いのは誰?
28日の試合前、ヤクルトの大物OBが打撃ケージ裏に集結した。古田敦也(49)、宮本慎也(43)、稲葉篤紀(42)の3氏である。古田、宮本の両氏は球場でよく顔を合わせているが、稲葉氏は今季限りで引退したばかり。評論家としてスーツ姿のスリーショットは初めてのことだった。
全員が2000本安打を達成するなど実績は抜群で、優勝経験も豊富。今後の球界を担う重要人物たちであるが、放送局関係者はこう言う。
「古田さんは、あちこちの球団で次期監督候補として名前が出る。今年も楽天、ソフトバンク、DeNAの次期監督候補としてマスコミを騒がせた。でも、実際に声をかけた球団はなかった。ヤクルトで監督を経験したものの、最下位を経験するなど結果を残せず2年でユニホームを脱いだ。ヤクルトで失敗したイメージが強いのかもしれない。このままでは『万年監督候補』になりかねない状況です」
宮本氏は誰もが認めるヤクルトの切り札。引退して1年とはいえ、2年連続で最下位に沈んだ古巣再建を期待するファンの待望論があるものの、新監督には同級生であるの真中満一軍打撃コーチが指名され、先を越された格好になった。
日本ハムのOBによれば、「稲葉がいずれ日本ハムの指導者として現場に復帰するのは間違いないが、監督となると、球団の評価はむしろ同じく今季限りで引退した金子誠の方が高い」という。
合わせて6379安打の3人。監督として声がかかるのは誰が早いか。