去就決まらぬFA金子 移籍“最低条件”はライバルの契約内容
オリックスからFA宣言した金子千尋(31)の去就が決まらない。
金子は21日、神戸市内で「2014ヤナセ オリックス・バファローズMVP賞」の授賞式に出席。最多勝などでチームの2位に貢献したことでメルセデス・ベンツC180(税込み419万円)を贈呈された。
「来季はどこでプレーしているかわかりませんが、(1位になって)もうひとランク上の車がもらえるように頑張ります」と言った。
すでに古巣が3年15億円の条件を提示したとか、阪神が4年20億円を超える条件に上方修正したという報道もあるが、金子の契約にはある人物の評価が影響しているというのだ。
在阪球団OBが言う。
「金子はおとなしそうに見えてプライドが高く、球界のエースは自分だという自負が強い。特に、ソフトバンクから巨人に移籍した杉内への対抗心は相当なものです。杉内は金子の3歳上ですが、高校から社会人を経てパの球団に入ったという球歴が同じ。金子は身長が180センチとなっているものの、実際にはそこまでない。杉内は175センチ。2人ともプロの投手として決して大柄ではない。しかも、揃って最多勝や奪三振のタイトルを取っている。金子が今季、MVPと最優秀防御率に沢村賞をもらってえらく喜んだのは杉内に並んだからです」