著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

箱根駅伝の「山の神」とはガミガミうるさい監督のことじゃないのか?

公開日: 更新日:

 箱根駅伝で青学が総合優勝できたのは、選手の自主性を重んじた原晋監督(47)の指導法だという。夫婦で選手と寝起きを共にして世話を焼くと聞いて徹底管理が過ぎやせんか? と思ったが、実際は違ったらしい。選手が「これじゃいけない!」と自分らで取り入れたことが、

「テレビを見る時間を削って基礎体力を養う」

 これには笑った。「うちは勉強しなさい! って叱ったことがないですぅ。勝手にこの子がやったことで」とノーベル賞をもらった学者の母親が言うのと似ている。

 そういえば青学の駅伝メンバーはどことなく奔放だった。「イェ~~!」などとハイタッチしたり屈託がない。

 逆に、優勝経験豊富な駅伝名門校の選手管理は前時代的なのかもしれん。中には選手の走る後ろからマイクで「男なら根性出せ!」だのとガナって鞭打つ監督もいる。

 箱根駅伝中継の山登り5区を途中からのぞき見た連れ合いの感想。

「なんか、ばんえい競馬みたい」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…