往年の名選手・九鬼潤さん「錦織は別格。全豪優勝を狙える」

公開日: 更新日:

 テニス4大大会の初戦、全豪オープンが始まった。日本中の熱い視線を一身に集める錦織圭(25)。今年は4大大会制覇の期待が高まるが、本日登場の九鬼潤さん(69)は80年の全日本選手権で優勝し、翌年には世界プロテニス協会(ATP)ランキング74位と当時の歴代日本人選手トップに立った。今どうしているのか――。

■夢のまた夢だったウィンブルドン優勝もある

「ボクや松岡(修造)クンが現役だった頃は世界4大大会の1回戦を突破したり、ATPランキングの100位以内に入ることが大ニュースでしたからね。それが錦織クンは去年、ワールドツアーで4回優勝し、今やATP5位でしょう。もう我々とは別格も別格、異次元の大スターですよ。100年に1人の逸材と言っても過言じゃありません」

 JR横浜線相模原駅からクルマで7分の「ジュエ インドアテニス&ゴルフスクール」で会った九鬼さん、興奮した面持ちでこう言った。

「身体能力の高さもさることながら、彼の最大のストロングポイントはテニスセンスの素晴らしさですね。まさに天才肌。いちいち頭で考えて体を動かすんじゃなく、条件反射というか、一瞬のひらめきで自然に体がボールの動きに反応する。だから、どんな場面でも素早く、臨機応変に対応して勝ち進めるんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」